おきるあるく

 

何の前触れもなく目が覚め、起きる。

 

いつも通りのルーティーンで支度を済ませ外に出る。

天気は曇り。

天気予報によれば夕方から雨が降るらしい。

毎日変わらない時間にくる電車。

同じ時間に目が覚める私。

誰も社会の歯車の一部であるのならば、

正常に動いていることになるが、

私にとって私は壊れた歯車であり。

社会を回す歯車という一部ではなく。

私という存在である。

 

しかし、

周りから見れば私も社会の一部であり、ただの風景のようなものである。

 

こんなこと考えていてもしょうがない。

目的地まで歩みを進めることにする。

 

AirPodsをつけ足元を見ながら歩き、出来るだけ誰とも関わらず、関わられないように歩み続ける。

 

話しかけてくる人などいないが心配な気持ちからこの歩き方になってしまう。

 

歩いているとだんだんと外が暗くなり気持ちも落ち込む。

 

思いつき次第。